ジョウビタキ招致作戦

  自宅の周囲にジョウビタキを呼びたい。その思いから鳥の好む実をつける樹の種子を集め、蒔いて育て始めて、8年ほどが過ぎました。
 ムクノキは未だ実を付けることなく2階の屋根にまで達し、今年もムラサキシキブは客を迎える前に殆どの果実が消えていました。
 ようやく今年、11月23日に一度だけジョウビタキが姿を見せたのですが、それきりでした。



 それから20日ほどが過ぎ、家の脇で鉢植えの整理をしていると、小鳥が一羽ムクノキにとまりました。一見スズメかとも思ったのですが、尾羽を上下させているので、もしやと思い、よく見るとジョウビタキのメスでした。
 ダメ元で部屋にカメラを取りに行って戻って来てもまだいます。
 カメラを向けても全くこちらに警戒を見せません。しばらく彼女はムクノキを枝移りして楽しませてくれました。
 実をつけないムクノキですが、樹の周囲の地面に枯れ葉が積もっていて、鳥たちの餌探しの場所となっているようです。(実際ミミズも多いようです。)ムクノキの枝が獲物を狙う格好の見張り場所となってくれればと思います。

  




 撮影:2016年12月16日 横浜市西区
 投稿:西区 柳場 稔